洗って繰り返し使える生理用ナプキンです。
ここ最近注目されてきていて、たくさんの女性が布ナプキンを使うようになってきました。
最初から使い捨てナプキンをすべて布ナプキンに変える必要はありません。量が減ってきた生理3日目あたりから使ってみるのもありです。今まで使用していた何回かを布ナプキンに変えるだけでも、節約にもなって、エコにもつながります。
一度使ってみてその良さを実感してみてください。簡単に手作りできる布ナプキンの作り方をご紹介します。
布ナプキンの型紙ダウンロード
布の素材は何がいい?
布ナプキンに使うのは、綿素材ならなんでも大丈夫です。
繊維生地(縦糸と横糸を交差させて織ったもの)
ネル(フェルトみたいな生地)、ワッフル(マス型の凸凹の立体感のある織り生地)、ガーゼ、ダブルガーゼ、パイル(タオル生地)、オーガニックコットンなど。
ニット生地(一本の糸を編んだもの)
スムース、ジャージー、フライス、モダール
ニット生地のような伸縮性のある生地は、ミシンで縫うのは難しいようです。
ネル、ワッフル、Wガーゼなどの伸縮性の少ない生地のほうが縫いやすいです。
家にあるものをリメイク
家にあるものをリメイクすれば、元手はほとんどかかりません。
使い古したスタイ、タオルハンカチ、赤ちゃんに使っていたガーゼハンカチやタオル、子どもの布おむつ(さらし)、着古したTシャツやパジャマ、赤ちゃんや子どものサイズアウトした服など。
布ナプキンのメリット
1.ムレ・かぶれ・かゆみの緩和
使い捨てナプキンは素材が「不織布」で、原料はポリエステルかポリプロピレンであり、それらは原油から作られています。それに対し、布ナプキンは素材が「コットン」です。
不織布の紙ナプキンは、動いてこすれるとヒリヒリ痛くなったりかゆくなったりしやすいですが、布ナプキンは普段の下着と同じ「布」素材ですので、適度な通気性があり、むれたりかぶれたりしにくい作りになっています。
2.生理痛・排卵痛が緩和される
布ナプキンに変えてから生理痛が軽くなったという声があります。
科学的な根拠はありませんが、布ナプキンに変えて劇的に楽になるようです。
子宮の冷えは血液循環を悪くして、さまざまなトラブルの原因となります。布ナプキンは、布でできているので暖かくカラダの大事な部分を冷やさないからかもしれません。
3.生理のニオイが気にならない
約9割の女性が生理中のニオイを気にすると言いますが、本来、生理血にはニオイがありません。
ニオイの主な原因は2つあり、1つはムレによる雑菌の繁殖。もう1つは使い捨てナプキンに含まれる化学物質の石油原料と高分子吸収剤が血液と反応して発生しています。
だから布ナプキンでは純粋な血液のニオイだけで、ほとんど気になりません。
4.使い捨てナプキンと比べて経済的
使い捨てナプキンを1ヶ月に1パック使うとして、多い日用や夜用を合わせると約500円、1年で約6000円の計算になります。
布ナプキンは購入すると、1枚1200円の布ナプキン6枚で7200円。
布ナプキンの寿命は3~5年と言われているので、1年半も使えば元が取れる計算です。
さらに布ナプキンを手作りすれば初期費用がかからないので、さらにお得です。
5.ゴミにならない
繰り返し使うのでゴミが減ります。
一人の女性が一生に使う使い捨てナプキンの数は約1万2千枚にもなるそうです。
そのゴミを燃やすときにダイオキシンなどが発生して環境によくありません。布ナプキンならゴミが出ないので、地球や環境にもやさしく、ゴミ袋を買う時間やお金が節約できます。
6.洗濯も簡単
使用済みの布ナプキンはつけ置きをした後、ほかの洗濯物といっしょに洗濯機で洗うだけでOKです。